そしてクローン人間は核開発と同じように科学界のタブーとされている技術ですが世間には非常に誤った知識が蔓延しているように思います。
実際のクローン人間と比べてSFに出て来るクローン人間には間違った表現が非常に多かったりするのです。
言わば、突っ込みどこ満載、みたいな設定が多いのです。
間違いだらけのクローン人間
古典のSF映画に出て来るクローン人間は何故か鏡の世界から飛び出して来た自分自身みたいな設定が多いです。本来のクローン人間は元となった人間と遺伝的に同じである個体を指すのですが、昔の人はちゃんと理解していなかったのでしょう。
作中に出て来るクローン人間は、遺伝子だけでなく人格も記憶も全く共有した完全なコピー人間として描かれているのです。
魔法じゃあるまいし、それは誤った表現です。そういう設定はSFではなく是非ファンタジーとかでやって頂きたい物です。
さもなければ、誤解が誤解を生んでしまうでしょう。
実際に、その誤解を未だに引きずっている作品がたまに見受けられます。
誤解が差別生んでいる…
クローンは遺伝子だけが同じだけであって全く同じと言う意味ではありません。言い換えれば年齢が離れた一覧性の双子でしか無いのです。一卵性の双子は似てはいますが全く同じではありません。性格や記憶は全く異なる独立した個体ですよね。
逆に言えば、ただそれだけの事です。
にもかかわらずクローンはコピーだから人間ではないみたいなおかしな議論をする人が居ます。人権はどうなるんだ?みたいな事を言う人が居ます。
クローン人間と言うのは言わば受精したかどうかの差があるだけで、生まれて来る過程は全く普通の人間です。
当然ながら普通の人間と同じに人権があるに決まってます。議論する余地もありません!
一卵性の双生児だからと言って、片方だけ殺しても、もう片方が居るから殺人罪が成立しないで済みますか?
そんな事はありませんよね。二人合わせて一人分の人権とはカウントしない筈です。
クローン人間に人権がどうのこうのと言う発想が生まれるのは、クローン人間の事を完全にコピーされた複製人間と誤解している事から生まれて来る発想なのです。ロボットのように考えているからです。
ヒトは家畜かモルモット?
それとは別に、クローン人間を家畜のような感覚で量産する発想がある事も確かです。臓器移植のドナー用として飼い殺しにするという発想です。
まさしくマッドサイエンシストの発想ですが、それはそれでダーク系SFの題材に良くあります。その分野ではアイランドと言う映画が有名ですね。
脳みそが無い個体を作れば大丈夫だろ!と言う向きもあるみたいですが、それこそ人間をモルモットとしてしか見ていないカルトな考えです。
とにかくクローン人間に対する誤った認識はSF小説の中で留まれば良いかもしれませんが、キッチリと現実の世界で人権侵害の温床になっているのです。
IPS細胞の研究がもっともっと進んで、臓器だけの再生が容易になるまでは、クローン人間に対する誤った認識は無くならないのかもしれませんね。
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