そういう番組って言うのは大概において「made IN japan」を全面に出して出演する外国人に喜んで貰うことに重きをおいて編集されています。
まぁ、そういう自画自賛もたまにはいいでしょう。
かっての我が国の栄光を再び夢見るのも悪くありません。
栄華を極めた昭和の終わり
昭和の終わりのニッポン。当時、日本国内はバブルの真っ只中で、世界では自動車を始めとして家電製品、ゲーム機…、至るところに「made IN japan」が溢れていました。
日本ブランドはその技術や経済規模において圧倒的な信用力を誇っていたのです。
その頃に青春時代を送った人、社会の中枢に居た人にとって、今の日本の凋落には納得できない部分もあるでしょう。
流入するインバウンドの外国人に対して、日本の偉大さを誇りたくなる気持ちも分かります。
その意を組んでいるからこそ日本の文化や技術を紹介する番組が多いのでしょう。
団塊の世代が視聴者の中心的年代である以上、そのニーズに合わせて番組作りが行われるのは当然の流れとも言えます。
でも、そんな日本の自画自賛ばかりをする番組を見ていると、違和感しかありません。寧ろ日本の凋落ぶりを感じるのです。
そんな無理矢理に自画自賛して、自分たちを鼓舞しなければならない程に日本は落ちぶれてしまったのでしょうか?
自信を無くしてしまったのでしょうか?
昔、バブルで日本が絶頂だった頃に、こういった自画自賛の番組は無かったような印象があります。
そんな必要も無かったでしょう。
失われた30年。。。
バブルが崩壊して低迷し続ける日本経済の事を「失われた20年」とかって呼んでいました。でもさもありなん、20年経って景気良くなったのかと言えば、全然そんな事はなく、未だ日経平均はバブルの水準を超えた事はありません。
つまり「失われた30年」を持ってしても、内需型の経済には至っていないのです。
これだけ財政上の赤字が嵩んでしまった以上、日本が低福祉・高負担の社会から脱却する事は難しいでしょう。
残念ながらそれが現実です。
世界一の中産階級国家だった日本も、貧富のが激しい「普通」の国家へ転落しました。そしてその傾向は益々強まる事は間違いありません。
嘘つきな公民教科書
昭和の時代には直間比率と言う税制の大原則を中学校の社会科では教えていました。間接税を取るのであれば所得税の累進性を緩和しなければならないと言う大原則です。
でも令和の日本では、その原則さえ蔑ろにされそうです。すでに平成の段階で、消費税の引き上げと同時にお金持ちへの課税強化が合わせて実施されています。
もう、中学校の教科書で教えていた事を完全に無視し、税制までもが政府のご都合主義で歪められているのです。
お金持ちへの課税を強めることは反対意見が起こり難い物です。
でもそんな事を続けていれば、そんな日本を見捨てて、お金持ち連中は躊躇なく海外へと逃げ去って行くことでしょう。
これはすなわち税源の流出であり、資産の流出です。
暗黒の日本の未来
日本経済は益々先細りとなり、財政赤字は永遠に解消されることはありません。増税は赤字の抑制には全く繋がらないのです。とにかくこれから行われるであろう有らゆる増税は百害あって一利なし。良いことなど何一つ無いのです。
もし、この日本の経済的な沈没に巻き込まれたくないのであれば、自民党を政界から追い出すか、自分が海外へ移住するか二択しかありません。
それが日本国民に突きつけられた究極の選択なのです。
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