そろそろ半世紀が過ぎようとしているのです。
そもそも日本が先の太平洋戦争で米国に負け、占領地となり独立を果たしたのが1955年。沖縄は22年もの月日が過ぎて日本へと戻って来た計算になります。
かの如き経緯を経ながらも、沖縄は日本の一部として歴史を歩み続けている訳ですが、そもそも沖縄が琉球王国のままであったらどうなっていたでしょうか?
あるいは、未だアメリカの占領地であったらどうなっていたのか?
そう考えて見ると、いまの状況は非情に中途半端であるとしか言えません。非常に、ではなく非情な状態なのです。
もしかしたら米国の51個目の州であった方が得策だったかも知れませんね。
琉球王国州はアリなのか?
かっての琉球王国だった沖縄は、江戸の時代に島津藩に急襲され独立国ではなくなりました。その延長で考えれば、沖縄を独立した県として扱わなくても、種子島と同じ様に鹿児島県の一部として置いといても良かったかも知れません。
もっと飛躍して、もし、今でもアメリカの一部となっていたら、経済的な恩恵は、日本の一部であるよりも大きかった可能性はあると思います。
ハワイ諸島は太平洋の真ん中にある絶海の島でありながら、米国の州であるがゆえ、観光収入も大変なレべルとなっております。
ハワイ国と言う形だったらあれほど潤ってはいないでしょう。せいぜいグァムの毛が生えた程度の収入しか無かったと思います。
沖縄もまた米国の州として、公用語を英語として独立させていれば、それなりの観光収入が見込まれたかもしれません。
もちろん、返還以前の植民地的扱いではなく、独立した一つの州で存在させる事が前提ですけどね。
基地はどうなる?
基地の問題についても考えてみましょう。沖縄が米国の州の一つであれば、基地問題は日米の外交問題では無く、アメリカの国内問題として取り扱われます。
当然ながら沖縄の県民もアメリカの国民と言うことになります。
人権に人一倍煩いアメリカですから、米国人である住民たちはもっと強気な交渉が出来たかもしれません。
沖縄がアメリカであれば、尖閣諸島もアメリカの一部と言う事になります。中国も今の様な舐めた態度は取れなかった筈です。
日本の海洋資源は相当減りますが、アメリカとの共同管理と言うことで、ある程度は手中に収められてはいたでしょう。
まぁ、たられば…、を語ってもしょうがありませんが、どらえもんの、もしもBOXがあれば、琉球王国州OF亜米利加と言う歴史をみてみたい物ではあります。
所詮、現在の日本は未だ、関東上空の制空権でさえ取り戻せていない植民地なのですから(笑)
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