モンキーパンチ氏へ追悼の意を込めて。ルパンを振り返る。

ルパン三世の原作者、モンンキーパンチ氏の訃報が流れた。

お亡くなりになったのは数日前の11日で、原因は誤嚥性肺炎だと言う。まずはご冥福をお祈りしたいと思う。合掌。

モンンキーパンチ氏

ルパン三世と言えば、どらえもんやちびまる子ちゃんなんかに負けない息の長い国民的アニメである。が、カテゴリーは全然別だ。

探偵少年コナンとかサザエさんでも良いが、長期に渡って人気を維持する作品はそんなに多くない。いわゆる国民的タイトルと呼べるものだ。

そしてそんな作品の殆ど全てが子供向けの作品としてスタートしている。

ところがルパン三世は違う。全く大人向けの作品だ。原作となる漫画はガチガチの青年誌・漫画アクションに連載されていた。

大人向けとう言うことは、当初、国民的人気を得るなどと微塵も考えていなかっただろう。アニメ化されて大ブレイクしたのは第二期としてリメイク作品が作られてから。

残念ながら、初回第一期のルパンアニメはそんな大ヒットとはならず2クールほどで終了している。

ルパンアニメの人気投票をやると…

原作者が非常に大らかだったお陰で、ルパン三世にはタイトルが多く、非常に数多くの競作が存在する。

故・モンキーパンチ氏はアニメに物言いを入れる事が無かった。製作者が殆ど好きにアレンジ出来たのである。

それが結果的に多作へと繋がったのだろう。ルパン三世は老若男女、古今東西、半世紀以上も人気が衰えないビッグネームとなった。

ルパン三世

そして放送当時こそ余り人気を博さなかったかった初回のアニメ化であるが、今となっては名作とされる作品ばかりだ。

当時としては些か時代が早過ぎた演出だったのかも知れない。

いま、ルパンアニメの各話の人気投票をやると、第一期の作品が軒並み上位に顔を出す。

曰くが大量の第一期ルパン

ルパン三世ゴリゴリの世代は第一期の方を信奉する人が圧倒的に多い。

第二期以降のルパンは話数こそ多いのだが、クオリティのバラ付きが酷く感情移入が難しいのだ。

そんなルパン三世第一期。実はこれにも大きく2つの潮流があったりする。

ルパン三世第一期

元の原作が大人向けの作品なので、アニメも当初は大人向けのスタイリッシュなテイストで作られていた。放送時間帯もPM20時と、当時のアニメとしては遅い時間帯。

いまでも見れば分かると思うが、最初の数話とその後の回は全く違う味付けの演出になっている。

アニメ第一話は「ルパンは燃えているか」と言うタイトルで名作中の名作だが、視聴率はかなり酷かったらしい。

製作サイドは慌てて路線を変更し、スタッフを大幅に入れ変えてしまった。途中からは子供が見れるような判り易い演出となり大人向けのテイストが喪失してしまったのだ。

しかしながらテコ入れ虚しく、アニメの視聴率が上向く事はなかった。そしてそのまま強引に終了となる。

戦犯?はあの人…

この時の路線変更は今でも評判が悪い。

改悪とまで言われ、後任のスタッフは戦犯扱いまでされている。ハッキリ言ってこの意見には賛成だ。

ファーストルパン

※そして、その戦犯は何を隠そう、あの宮崎駿だったりするのだが、ハイジで名を馳せた彼はルパン三世で最初の挫折を味わうこととなる※

こうして埋もれた名作となってしまったファーストルパン。

製作サイドがもうちょっと我慢して、スタッフを変に代えず大人向けの演出を続けていれば、第一期の時点で人気が上昇した可能性が大いにある。

その後紆余曲折を経て再アニメ化が決定する。

第二期では国民的に

再アニメ化が決定したルパン。

理由は第一期の再放送で人気が盛り上がっていった事と、当時のアニメブームに上手くハマった事が上げられよう。強運な展開だとも言える。

ファーストルパンが再評価された形だ。

そして始まったアニメ第二期。これは異例のロングヒットとなり、数年に渡って放送された。通算タイトル数は155話。

それが今へと続くビッグタイトル「ルパン三世」へつ繋がったことは、いまさら説明のする必要はないだろう。

そして、宮崎駿はルパン映画第二作で監督デビューし、その作品「カリオストロの城」が大名作になった事は誰でも知っている後日談である。

とは言っても、公開当時のカリオストロは大コケしていて、第一期と同様、一度低迷している。

ルパン黎明期

ルパン黎明期に若かりし頃の宮崎駿が深く関わっていた事で、色々と曰くある作品となったファーストルパン。

でも、いやだからこそ、そこには沢山に逸話があり、伝説が存在する。と私は思う。

ルパンにもある黒歴史

アニメ業界の巨人・宮崎駿であるが、ルパンと言う作品に関しては功罪、二つの面があると言えよう。

宮崎駿の挫折と成功の歩みは、そのままルパン三世と言う作品の歴史とシンクロしている。恐らく駿氏自身、ルパンは思い入れの強い作品であるに違いない。

モンキーパンチ氏は生前、カリオストロの城を見てインスパイアされ、新しいルパン像を見い出したと語っている。

彼らは互いに刺激し合える関係だったと言えるのではないか。

ちなみに、TV版ルパンの第二期以降、宮崎駿は2つのタイトルだけ演出を手掛けている。そして人気投票ベストテンの一位と二位がその二つであるのは言うまでもない。

黒歴史は映画にも。。。

アニメでは非常に評判が良いルパン三世であるが、実は2回ほど実写化もされている。

ご存知の方は居るだろうか?

しかしながら、どちらも酷く評判が悪い。完全に黒歴史である。そしてその存在が語られることはない。

実写化

でも、捨てる紙あれば拾う神あり、珍作としてカルト的人気は博している。

マニアの間では結構面白がられているようだ(笑)

怖いもの見たさで興味を持った方は、是非一作目の方をオススメする。

一作目
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