そして表現と言う概念にも幅があります。そしてそれは文化や民族、国家によっても大きな違いがあるでしょう。
表現自由は憲法でも保障されている基本的な権利ですが、その運用には表現者の方でも一つだけ気を付けるべきことがあります。
それは他人または他組織・民族の名誉を毀損してはならない。という事です。
これさえ気を付ければ、日本国憲法下ではどんな表現でも許されると規定されています。そして相手が公人の場合でかつ公職内容を対象として取り扱う場合、この名誉毀損の要件は対象外になります。
ですから、取り締まる側は相当限定的に且つ慎重に表現を監視する必要があります。
思想的な表現を取り締まることは憲法上不可能なのです。
そえが例え「わが闘争」であっても「オウムの経典」であっても出版を差し止める権限は行政府にはありません。
警察が憲法すら守らないニッポン
にもかかわらず、この日本と言う国では、明らかな憲法違反な取り締まりが、出版物やイベントに対して行われる事があります。欧米では有り得ないことです。
エロに対して寛容な国ほど、報道や思想の自由があります。欧米ではその方面にの規制が日本より少ないです。
日本では刑法175条を拡大解釈する横暴な官憲の手によって表現の自由と言う基本的人権の根幹が蔑ろにされている由々しき現実があります。
ワイセツ物頒布罪と言う日本独自の法律。
これはあからさまな憲法違反の悪法で本来であれば存在すら許されない存在ですが、それが各自治体の条例によって更に悪どい形で歪められています。
女性陰部にモザイクを掛けていないと犯罪と見なされる現在の運用は悪質なだけではなく諸外国から見れば滑稽でしかありません。
しかも、現在ヘアーまでは解禁みたいな形になっていますが、それまでの経緯もただただ滑稽でしかも理不尽なとしか言えません。
警察「アンダーヘアが見えたらアウト」 →写真家「じゃあパイパンならOKですね」 →警察「性器が完全に露出していたらアウト。なお、アンダーヘアも性器の一部とする」 →写真家「じゃあパンツはかせます。アレ、少し透けてるような気もしますけど、着てるからセーフですよね」 →警察「じゃあアンダーヘアはOKだが性器そのものが見えたらアウト」 →写真家「ヘアヌードはOKですね」 →警察「一応セーフにしておくか」本当に現実はこんな感じで、本当に警察側のさじ加減、ハッキリ言って気分なのです。
これは中国でも起こらないくらいの官憲の横暴であり、およそ法治国家の体をなしていません。
そして挙げ句に映倫やビデ倫などの天下り先までもが作られ、警察官僚の利権にまでなってしまっています。そしてこれらは憲法で禁止されている筈の検閲機構である事に疑いの余地はありません。
人権を侵害する悪法があって、それを運用する為に官憲の天下りを確保するとか、ヤクザのショバ代と一体何が違うと言うのでしょうか?
警察組織の職権乱用は管制ヤクザと言える程に悪どいのです。日本の官憲は憲法よりも利権であり、詰まるところ私利私欲なのです。
そして時々言い訳がましくビデ倫にガサ入れをして敵対関係に有るが如くの猿芝居を咬ますのです。
ヤクザより悪どく、詐欺師より卑怯者、それが我が国の警察機構の実態なのです。
そしてそれは江戸時代でも明治時代の話でも何でもない。ましてや戦前の話でも無いれっきとした現在の話で、日本国憲法下での話なのです。
日本は韓国以上に民主主義が機能していない国であり、中国以上に一党独裁です。
日本はマジで政治的に遅れた国である事を忘れないで下さい。
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