たけしの映画って面白い??

ここでタブーについて考えてみたいと思います。

このブログのタイトル、コメは毒なり、と言うタイトルも泣き寝入りを止めてタブーを打ち壊して行こう!という意味を持たせています。

大先生に聞いてみた。。。

このタブーと言う概念。wik大先生で調べて見ると、
タブー (taboo) とは、もともとは未開社会や古代の社会で観察された、何をしてはならない、何をすべきであるという決まり事で、個人や共同体における行動のありようを規制する広義の文化的規範である。ポリネシア語tabuが語源。18世紀末にジェームズ・クックが旅行記において、ポリネシアの習俗を紹介する際に用いたことから西洋社会に伝わり、その後世界各地に同様の文化があることから広まった。禁忌(きんき)という訳語も用いられる。
躾などを通して社会を構成する個々人の道徳の基となっていることも多いが、社会秩序の維持のためとして時の為政者に作為的に利用される危うさも孕んでいる(検閲・自主規制など)
となっています。

ここにもあるように、作為的に利用される危うさも孕んでいるのです。また、作為的で無くても、社会的な雰囲気によって非作為的なもタブーも発生したりします。


非作為的な危うさすらも孕んでいると言えるでしょう。

こんなケースも(笑)

有名人が長期間一定の座に居続けると、いつの間にはそれは権威に変わります。

昔、ツービートという漫才コンビがあって、その漫才はタブーに切り込んで毒を吐くブラックユーモアと言うスタイルでした。

なんて、今更説明するのは間抜けな感じもしますが、初期のビートたけしはタブーを破る事で人気を得ていた訳です。

加山雄三のヅラ疑惑を正面切ってTVでお笑いにしたのもビートたけしです。


それまでは誰も知ってて知らないふりをしていたと思います。やはりそこにはタブーがあった訳です。

それは加山雄三氏が作為的に行なった物では無く、周囲の人間が加山氏のキャリアに忖度して何となく言えない雰囲気出来上がっていった物でした。

先程言った非作為的なタブーの典型例ですね。

これは結局、御本人が意図していたタブーではありませんから、ビートたけしがギャグに使ったところで、それはそれでお笑いとして成立し、名誉毀損などと言う不穏な物にはなりませんでした。

あれから30年!BYきみまろ笑

そしてそれから数十年の時が過ぎた現在、いまや当のビートたけし自体が相当なキャリアを積んで芸能界の権威となってしまいました。

誰もがビートたけしに忖度している感じです。当のたけし自身がアンタッチャブルな存在になってしまった感があります。

特にビートたけしの映画の悪口を公言する事はタブーみたいな空気になっています。


ハッキリ言ってボク個人、ビートたけしの映画は何本か見た事はありますが、面白いと思った記憶はありません。それは興行成績がどれもパッとしない事でも証明されていると思います。

しかしながら、ビートたけしの作品は主にヨーロッパ諸国でたくさんの賞を獲得しています。それが彼の権威付けに拍車を掛け、批判してはいけない雰囲気を作り出していると思うのです。

晩年、黒澤明がたけしの映画を絶賛したのも大きく影響しているでしょう。

完全にビートたけしの映画を批判することはTVではタブーになっていますよね。


公然と批判しているのはおすぎとピーコくらいです。特に映画評論家を自負しているおすぎさんの方ですね。

これに対して、ビートたけし氏は怒りを隠そうとしません。

かっての加山雄三氏をお笑いのネタにした時、加山氏は何もビートたけし氏を責めたりどうにかしたと言う記録は一切ありません。

でも、いざご自分がイジられる立場になった場合、ビートたけし氏は心穏やかでは無いようです。

ビートたけしとおすぎとピーコが共演NGなのは有名な話です。

本来、映画というものは批判されてナンボのものではないでしょうか?

称賛ばっかりされて慣れてしまったのか、批判されたからと言ってムキに怒ってもしょうがないような気もします。

そもそも自分がかって行なっていた事を棚に挙げて、大人げない行動にも見えます。

あのアベマTVまでも。。。

いまでは公然とたけしの作品をTVで批判する人は居ません。もっと言うとabemaTV
ですら見掛けません(笑)

このように、最初は非作為的であったタブーが、本人を巻き込んでしまって、いつの間にか作為的な要素も加わるタブーに変遷してしまうこともあるのです。

今回は、その実例として北野映画のことを参考に挙げて見ました。

ちなみに私個人はビートたけし本人は非常に面白いし才能がある人だとは思っています。

ただ、映画に関してだけはつまらないと言う感想を持っているだけです👍

皆さん、つまらない物は素直につまらないと言いましょうしょうね!w
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