もう、TVはピークアウトした。まもなくTVは斜陽になると。
産業として地上波TVは今後下降の一途であると10年以上前に予言したのです。しかしネットと融合すれば最大のパフォーマンスを発揮出来る余地があるとし、買収騒動を巻き起こしました。
確かに地上波TVは斜陽です。斜陽ですが、10年前にホリエモンが予測したほどには落ちぶれませんでした。落ちぶれて行く下降線は想像以上に平坦で緩やかだったようです。
現在でもTVは一応メディアの王様ですが、広告パフォーマンスが下がっているのは否めません。
視聴率もゴールデンで二けたでも優秀と言われるまでにも誰も見なくなったのです。昭和であれば10%台の視聴率は打ち切り対象だったんんですけどね(;^_^A
今から10年後、民放地上波も4Kや8Kが標準化されているとは思いますが、それこそネットとの融合は不可避でしょう。
これに失敗したTV局は買収されているかもしれません。
とは言え、ネットとの融合って一体何なのでしょう?
色々なモデルが提唱されていますが、今のところ、コレ!と言う答えは見付かっていません。
少し前までネットとTVは対抗意識向き出しでした。TV局は完全にネットを敵視していた時期があります。
当時TVからすればネットはある意味自分たちの権益を犯す存在に見えた事でしょう。ですから敵視する心情も分からなく無いです。しかも、キー局の内3つまでもが買収の危機に晒されています。しかも全部ネット企業に(笑)。
それらが大きな大きな溝をもたらし、TVとネットが融合するタイミングを逃したように思えます。
ネットという物はTV局にとって黒船だったのかもしれません。時の攘夷運動が歴史的に見て如何に愚行であったは議論を待ちませんが、TV局はネットに対して攘夷という愚行をやってしまったんですね。
そもそもネットの事をTVや新聞と同じメディアであると思ってしまったのが全ての間違いだと思います。
実際ネットって単なるツールなんですけどね。道具としての機能の中にメディア的な物があったり辞書的な物があったりするだけなんですけどねww
かってのTV局はその辺の認識が薄かったように思います。気付いて無かったと言うのが正しい表現かもしれません。
それは何かと言うと映画とTVですね。
TVがお茶の間に普及する前。メディアの中心は映画でした。
1950~60年代の日本映画(邦画)はとにかく本数が多いです。もう、年間数百から数千単本単位で作られてました。当時は映画館代も銭湯と同じくらいでホントに気軽な場所だったのです。
そして映画とは言っても非常に低予算で、現在で例えるならTVドラマ感覚で作られていたと言っていいでしょう。いまの感覚で言う映画とは随分違う物でした。
でもその状況は一変します。
お茶の間へのTVの普及とともに映画の観客動員数は激減し、映画は一気に斜陽産業になってしまいました。
この時、映画業界はTVを完全に敵視し、映画スターと呼ばれる人達がTVへ出る事はまずありませんでした。
まさしくいまのネットとTVの如く反目しあっていたのです。
映画業界はTVに対して相当見下していました。映画スターがTVに出る事はホントの都落ちした位の感覚だったのです。
でもどちらかと言うと映画業界が一方的にTVの事を袖にしていたような感じだったのですが、この冷戦期間は概ね10年の長きに渡りました。
そして、それから半世紀ほど過ぎた現在、両者の関係はどうなっているでしょうか?
現在、映画業界は斜陽ではありません。絶好調な位に活気を取り戻しています。かつての落ち込み具合を考えると嘘の様に復活した産業と言えるでしょう。
特に邦画。これはスゴイです。
この間まで落ち込んでいた映画業界を何とか支えていたのは、殆どが洋画でした。映画が斜陽になった原因は邦画部門の興行的壊滅だったのです。
ところが現在の映画興行の中心にあるのはその邦画群です。映画のランギングを見れば分かりますが、常に半分以上が邦画ですよね。一昔前、つい10数年ほど前では考えられません。
これは何が原因かと言うと、それこそ映画とTVの融合が旨く行ったからなのです。
いわゆるメディアミックスと言う奴ですね。これが旨く機能しているのです。
このメデイアミックスと呼ばれる物。これは映画の製作委員会にTV局が積極的に関わって資本参加した上で、自社のチャンネルで徹底的に宣伝するというやり方です。
興行的に成功している邦画はほぼメデイアミックスです。それ以外で成功しているのはジブリくらいしかありません。
特に一番上手く行ってるのはTVドラマをそのまま劇場版にする手法です。
これはTV放映時にそんな視聴率を取っていなくても映画にすると結構人が入るという不思議な現象も起こしています。
この様にTVを完全に見下していた映画業界が、ある意味プライドを捨ててガッツリタッグを組んだのが成功の理由と言っていいでしょう。
でもそこまでには相当の時間を費やしています。恐らく2~30年は掛かっているのではないでしょうか?
つまり映画業界の完全なる世代交代が下らないプライドを捨てる切っ掛けになったのです。
TVで育った世代が映画業界の主流を占めるようになってから本格的にTVとのコラボが実現し始めたと言っていいでしょう。
メデイミックスを最初にやったのは石原裕次郎だと言われていますから、その手法そのものはずっと前からあった方法ではありました。でも映画旧世代のプライドが邪魔をして中々主流になってくれなかったんですね。
何れにせよ保守派が退陣したあとの映画業界は相当に柔軟になったかと推察出来ます。
何れにせよ、とにかく映画とTVの融合に関しては一つの答えが見付かっている訳です。そのお陰で、まさしく現在は敵対関係からWin-Winの関係になっているのです。
これをネットとTVの関係に置き換えて見ると、丁度世代交代が起きている瞬間に当たるのではないでしょうか。
ネットネイティブの世代も相当にTV局に入り込んで幹部クラスに位まではポチポチと出世して来ていると思います。
TV業界の世代交代は映画のそれよりも、もっと早くもっとドラステックに推移する物と考えられます。
一つの回答を見付け出すことが出来るのでしょうか?
TV局にネットに対する敵対意識が薄くなって来ている今、融合の具体的な形が様々な形で模索はされてます。
そしていま融合の一番近い場所に居るのは、TV朝日系列ではないかと個人的に思っています。
それはabemaTVに経営参画している部分でそう感じるのです。
いま民放TVは地上波と衛星波が大きな配信手段になっていますが、いよいよネットがその一角に入って来たと思わせたのがabemaTVです。
かって同じ事をしようとしてGYAOと言う大失敗した例もあり、実は誰もがやろうと思って誰もが躊躇していた分野です。
まぁ、二度目の正直になる大英断な訳ですが、GYAOの時の様に時期尚早になるのかどうか微妙なタイミングではあります。しかしながら先行者メリットを獲得したいのであれば、敢えて進むドンキホーテなのかもしれません。
でもGYAOよりは全然勝算が見えるビジネスモデルではあります。
GYAOの時は、まだバックボーンも細く、動画を見るのもストレスがあり、配信見る事が出来る手段もPCしかありませんでした。
説明するまでもありませんが、いまabemaTVはPCは当然の事としてスマホで見る事が出来ます。これは地上波に比べてかなりアドバンテージにはなる筈です。
何せ何処でも見れる筈ですから(笑)
そうです。筈と言うのが味噌。つまり、現段階は何処でもと言う訳には行きません。現状見れるのはWi-Fiがある場所に限られます。自宅又はWi-Fiを開放している場所だけって感じですね。
現行の4Gではパケット制限がありますので動画を見るにはまだまだ厳しい環境なのです。
でも5Gになれば、何処でもWi-Fiみたいな状態になります。パケット制限も撤廃されます。つまり本当の意味で何処でも視聴可能になるのです。
そうなれば確実にTVの配信環境は変わるでしょう。
衛星波も地上波もなくなりはしないでしょうけど急激に影が薄くなる可能性が考えられます。
つまりTVの配信方法としてのネットの割合が地上波や衛星波を超えて来るのが確実になる訳です。
とは言え5Gが始まって、それが津々浦々に行渡るのにはそれなりに時間を要します。
その来るべき状態までabemaTVの経営が成り立っていれば、現在のキー局以上の会社になるかもしれません。
そこに手探り状態とは言え、しっかり経営参画しているテレビ朝日は勝ち組になる公算が高いです。
ネットとTVの融合でAbemaTVが一つの回答になるかどうかはわかりませんが、テレビ朝日にはそれだけの先見性と危機感が感じられます。
民放TVが斜陽になる下降線が指摘されたよりも緩やかで平坦だったかもしれませんが、その状況も5Gが広く普及すれば一変しますね。坂道を転げ落ちるかもしれません。
10年後、それを見越して動き出している民放キー局、テレビ朝日はどうなっているでしょうか?
ネットに恨みを抱いたまんま、未だに使いこなせていないIT音痴のフジテレビは無事テレビでいられるでしょうか?
とにかく地上波の明暗が分かれるのは5Gまでだと思うのです。
5時までじゃじゃなくてね(笑)
産業として地上波TVは今後下降の一途であると10年以上前に予言したのです。しかしネットと融合すれば最大のパフォーマンスを発揮出来る余地があるとし、買収騒動を巻き起こしました。
確かに地上波TVは斜陽です。斜陽ですが、10年前にホリエモンが予測したほどには落ちぶれませんでした。落ちぶれて行く下降線は想像以上に平坦で緩やかだったようです。
現在でもTVは一応メディアの王様ですが、広告パフォーマンスが下がっているのは否めません。
視聴率もゴールデンで二けたでも優秀と言われるまでにも誰も見なくなったのです。昭和であれば10%台の視聴率は打ち切り対象だったんんですけどね(;^_^A
今から10年後、民放地上波も4Kや8Kが標準化されているとは思いますが、それこそネットとの融合は不可避でしょう。
これに失敗したTV局は買収されているかもしれません。
とは言え、ネットとの融合って一体何なのでしょう?
色々なモデルが提唱されていますが、今のところ、コレ!と言う答えは見付かっていません。
少し前までネットとTVは対抗意識向き出しでした。TV局は完全にネットを敵視していた時期があります。
当時TVからすればネットはある意味自分たちの権益を犯す存在に見えた事でしょう。ですから敵視する心情も分からなく無いです。しかも、キー局の内3つまでもが買収の危機に晒されています。しかも全部ネット企業に(笑)。
それらが大きな大きな溝をもたらし、TVとネットが融合するタイミングを逃したように思えます。
ネットという物はTV局にとって黒船だったのかもしれません。時の攘夷運動が歴史的に見て如何に愚行であったは議論を待ちませんが、TV局はネットに対して攘夷という愚行をやってしまったんですね。
そもそもネットの事をTVや新聞と同じメディアであると思ってしまったのが全ての間違いだと思います。
実際ネットって単なるツールなんですけどね。道具としての機能の中にメディア的な物があったり辞書的な物があったりするだけなんですけどねww
かってのTV局はその辺の認識が薄かったように思います。気付いて無かったと言うのが正しい表現かもしれません。
映画はかってメディアの王だった。。。
歴史は繰り返すと言いますが、ネットとTVように、メデイア同士が反目し会って、のちに融合して大成功した事例があります。それは何かと言うと映画とTVですね。
TVがお茶の間に普及する前。メディアの中心は映画でした。
1950~60年代の日本映画(邦画)はとにかく本数が多いです。もう、年間数百から数千単本単位で作られてました。当時は映画館代も銭湯と同じくらいでホントに気軽な場所だったのです。
そして映画とは言っても非常に低予算で、現在で例えるならTVドラマ感覚で作られていたと言っていいでしょう。いまの感覚で言う映画とは随分違う物でした。
でもその状況は一変します。
お茶の間へのTVの普及とともに映画の観客動員数は激減し、映画は一気に斜陽産業になってしまいました。
この時、映画業界はTVを完全に敵視し、映画スターと呼ばれる人達がTVへ出る事はまずありませんでした。
まさしくいまのネットとTVの如く反目しあっていたのです。
映画業界はTVに対して相当見下していました。映画スターがTVに出る事はホントの都落ちした位の感覚だったのです。
でもどちらかと言うと映画業界が一方的にTVの事を袖にしていたような感じだったのですが、この冷戦期間は概ね10年の長きに渡りました。
そして、それから半世紀ほど過ぎた現在、両者の関係はどうなっているでしょうか?
現在、映画業界は斜陽ではありません。絶好調な位に活気を取り戻しています。かつての落ち込み具合を考えると嘘の様に復活した産業と言えるでしょう。
特に邦画。これはスゴイです。
この間まで落ち込んでいた映画業界を何とか支えていたのは、殆どが洋画でした。映画が斜陽になった原因は邦画部門の興行的壊滅だったのです。
ところが現在の映画興行の中心にあるのはその邦画群です。映画のランギングを見れば分かりますが、常に半分以上が邦画ですよね。一昔前、つい10数年ほど前では考えられません。
これは何が原因かと言うと、それこそ映画とTVの融合が旨く行ったからなのです。
いわゆるメディアミックスと言う奴ですね。これが旨く機能しているのです。
このメデイアミックスと呼ばれる物。これは映画の製作委員会にTV局が積極的に関わって資本参加した上で、自社のチャンネルで徹底的に宣伝するというやり方です。
興行的に成功している邦画はほぼメデイアミックスです。それ以外で成功しているのはジブリくらいしかありません。
特に一番上手く行ってるのはTVドラマをそのまま劇場版にする手法です。
これはTV放映時にそんな視聴率を取っていなくても映画にすると結構人が入るという不思議な現象も起こしています。
この様にTVを完全に見下していた映画業界が、ある意味プライドを捨ててガッツリタッグを組んだのが成功の理由と言っていいでしょう。
でもそこまでには相当の時間を費やしています。恐らく2~30年は掛かっているのではないでしょうか?
つまり映画業界の完全なる世代交代が下らないプライドを捨てる切っ掛けになったのです。
TVで育った世代が映画業界の主流を占めるようになってから本格的にTVとのコラボが実現し始めたと言っていいでしょう。
メデイミックスを最初にやったのは石原裕次郎だと言われていますから、その手法そのものはずっと前からあった方法ではありました。でも映画旧世代のプライドが邪魔をして中々主流になってくれなかったんですね。
何れにせよ保守派が退陣したあとの映画業界は相当に柔軟になったかと推察出来ます。
何れにせよ、とにかく映画とTVの融合に関しては一つの答えが見付かっている訳です。そのお陰で、まさしく現在は敵対関係からWin-Winの関係になっているのです。
これをネットとTVの関係に置き換えて見ると、丁度世代交代が起きている瞬間に当たるのではないでしょうか。
ネットネイティブの世代も相当にTV局に入り込んで幹部クラスに位まではポチポチと出世して来ていると思います。
TV業界の世代交代は映画のそれよりも、もっと早くもっとドラステックに推移する物と考えられます。
見え始めた融合の形?
さてさて、ネットとTVの融合の形ですが、メディアミックス的な手法がはたして見付かるのでしょうか?一つの回答を見付け出すことが出来るのでしょうか?
TV局にネットに対する敵対意識が薄くなって来ている今、融合の具体的な形が様々な形で模索はされてます。
そしていま融合の一番近い場所に居るのは、TV朝日系列ではないかと個人的に思っています。
それはabemaTVに経営参画している部分でそう感じるのです。
いま民放TVは地上波と衛星波が大きな配信手段になっていますが、いよいよネットがその一角に入って来たと思わせたのがabemaTVです。
かって同じ事をしようとしてGYAOと言う大失敗した例もあり、実は誰もがやろうと思って誰もが躊躇していた分野です。
まぁ、二度目の正直になる大英断な訳ですが、GYAOの時の様に時期尚早になるのかどうか微妙なタイミングではあります。しかしながら先行者メリットを獲得したいのであれば、敢えて進むドンキホーテなのかもしれません。
でもGYAOよりは全然勝算が見えるビジネスモデルではあります。
GYAOの時は、まだバックボーンも細く、動画を見るのもストレスがあり、配信見る事が出来る手段もPCしかありませんでした。
説明するまでもありませんが、いまabemaTVはPCは当然の事としてスマホで見る事が出来ます。これは地上波に比べてかなりアドバンテージにはなる筈です。
何せ何処でも見れる筈ですから(笑)
そうです。筈と言うのが味噌。つまり、現段階は何処でもと言う訳には行きません。現状見れるのはWi-Fiがある場所に限られます。自宅又はWi-Fiを開放している場所だけって感じですね。
現行の4Gではパケット制限がありますので動画を見るにはまだまだ厳しい環境なのです。
でも5Gになれば、何処でもWi-Fiみたいな状態になります。パケット制限も撤廃されます。つまり本当の意味で何処でも視聴可能になるのです。
そうなれば確実にTVの配信環境は変わるでしょう。
衛星波も地上波もなくなりはしないでしょうけど急激に影が薄くなる可能性が考えられます。
つまりTVの配信方法としてのネットの割合が地上波や衛星波を超えて来るのが確実になる訳です。
とは言え5Gが始まって、それが津々浦々に行渡るのにはそれなりに時間を要します。
その来るべき状態までabemaTVの経営が成り立っていれば、現在のキー局以上の会社になるかもしれません。
そこに手探り状態とは言え、しっかり経営参画しているテレビ朝日は勝ち組になる公算が高いです。
ネットとTVの融合でAbemaTVが一つの回答になるかどうかはわかりませんが、テレビ朝日にはそれだけの先見性と危機感が感じられます。
民放TVが斜陽になる下降線が指摘されたよりも緩やかで平坦だったかもしれませんが、その状況も5Gが広く普及すれば一変しますね。坂道を転げ落ちるかもしれません。
10年後、それを見越して動き出している民放キー局、テレビ朝日はどうなっているでしょうか?
ネットに恨みを抱いたまんま、未だに使いこなせていないIT音痴のフジテレビは無事テレビでいられるでしょうか?
とにかく地上波の明暗が分かれるのは5Gまでだと思うのです。
5時までじゃじゃなくてね(笑)
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