容疑者段階での実名報道はさっさと辞めるべきだろ!!

TVでもネットでも新聞でもそうですが、大手マスコミは平気で実名報道をします。そこには個人情報とかコンプライアンスは無いのでしょうか?

何か事件があって容疑者が逮捕されると、日本のマスコミはすぐに実名報道をします。

逮捕段階ではまだ容疑者の筈です。まだまだ無罪の推定が強い状況であり、日本には報道被害が絶えません。

容疑者

容疑者段階で実名を報道することに、はたして問題が無いと言えるのでしょうか?

これだけコンプライアンスを騒ぐのであれば、まずはそこから検証するのが筋と言う物です。

実名を報道

どうでも良い言葉尻りを捉えて規制したり、表現の自由を拐かすような規制は簡単にする癖に、最大の人権侵害がそのまま放置されている状況はとてもチグハグです。

報道暴力を許しては行けない!

痴漢冤罪と言うのは未だに大きな社会問題です。

普通のサラリーマンが通勤途中、突然巻き込まれるケースが後を絶ちません。そしてこの冤罪を防ぐ対策は無いと言って良いでしょう。

痴漢冤罪

遭遇してしまうのは事故みたいな物です。完全防ぐ手立てはありません。もう運が悪いとしか言いようが無いです。

こういう軽犯罪であっても逮捕されれば、容疑者として実名報道されます。

ごく一般の普通のサラリーマンがTVの全国区で、いきなり犯罪者として実名報道されればどうなるでしょう?

その暴力性は容易に想像が付きますよね。

いきなり犯罪者

彼は社会的に抹殺されてしまいます。失業もするでしょう。ご近所との人間関係もズタズタになります。

ガチの犯人ならばともかく、冤罪であることが後から分かった場合はどうするのでしょうか?どうやって責任を取るんですか?

冤罪

冤罪が発覚したからと言って、各局が挙って訂正記事を報道したと言う話は聞きません。

言いっ放しの遣りっ放しです。

コンプライアンスがこれだけ喧しい時代にこれだけの報道暴力、これだけの人権侵害が野放しになっているのです!

黙せず糾弾せよ!

個人情報に全く配慮しないこういった報道姿勢は断じて糾弾されるべきです。

被害者は須らく民事訴訟を提訴すべきだと言えます。とは言え、名誉毀損の慰謝料は日本では少額過ぎるのがネックです。

これで数十億円くらいの損害賠償を勝ち取ることが出来ればマスコミの横暴もすぐに止まる事でしょう。

とにかく容疑者段階で犯罪の大小にかかわらず実名報道が許される訳のわからない習慣は直ちに是正されるべきです。

線引はどうすべきか?

個人情報に配慮した実名報道はどうあるべきか?

その適切なボーダーは国民性や憲法に立脚して決めるべきでしょう。

民放連がやるべきなのか総務省のガイドラインで行うべきものかはよく分かりませんが、行政が取り決めると報道の自由との兼ね合いも出て来るので、民間の自主規制と言う体裁が一番適当かと思います。

少なくとも痴漢や空き巣などの軽犯罪は対象外にすべきでしょう。


本来ならば、どんな事件でもそうですが、判決が確定すまでは実名の公表はされるべきではありません。

それだと差し障りもあると言うのなら、少なくとも起訴されるまでは控えるべきです。

そこから百歩譲ったとしても、

社会的に影響力が大きい事件や、殺人などの重い犯罪、政治的案件だけに絞って実名報道が許されると言うのが最低限度でも取り決められるべきでしょう。

大きな事件であれば捜査も大規模ですから、それだけ冤罪の危険性が低いですからね。

とにかく罪の大小に問わず、逮捕されれば即、実名報道と言う現在の姿勢は甚だ人権侵害でしかなく、絶対に許されるものではありません。


長者番付の告知は個人情報への配慮から行われなくなりました。実名報道がこれに準じてなくならないのは片手落ちとしか言いようがありません!

報道暴力による名誉毀損の慰謝料は億単位であっても少ないくらいです!
調整中

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