その世代でアニメが好きな男性はかなりの確立でガンダムの影響を受けた人が多い筈です。特にSF好きはそんな人ばかりでしょう。
そういうエポックメイクな作品ガンダムですが、その原作者である富野由悠季氏まで知っている方となると、もうオタクと呼ばれる人種になってしまいます。
ガンダムと言うタイトルを知っている人は数多く居ますが、原作者である富野由悠季の名前まで知る人はそう多くはないです。
とは言え、富野氏は日本のアニメ業界で最初にビッグネームになった人である事に違いはありません。
そんな富野氏、日本アニメ界最大の巨人宮崎駿氏についてはどう思っているのでしょうか?
宮崎駿と言えば、その作品名よりもクリエイターの名前が先行する唯一無二の存在です。が、実はこの二人殆ど同年代。
業界ではやたら比べられるお二人ですが、アニメ業界は非常に狭いです。
短期間ではあっても、かってお二人は一緒にお仕事をしたことが有るらしく、知らない中ではないそう。
とは言え、タイプがまるで違うので反りが合うとは思えませんが、一緒に仕事をしたのはまだお互いに無名な頃だったそうな。。。
宇宙戦艦ヤマトとの対峙
駿氏と富野監督との関係を語る前に、この人物とのエピソードに触れない訳には行かないでしょう。機動戦士ガンダムが流行すること数年前。宇宙戦艦ヤマトが一世を風靡しました。そしてそのプロデューサーが虫プロ同期の西崎義則。
これは当時、相当に悔しかったらしく。コンテの仕事を一回だけ頼まれたそうですが、これは喧嘩別れみたいに終わっています。
後日、対談にて富野氏は以下のように回顧しています。
「ガンダムを作るきっかけですが、以前にも少し話したんですけど、本音はただ一つです。ごたいそうなものじゃなくてね、『ヤマトをつぶせ!』これです。他にありません。松崎君(松崎健一)も1話でヤマトを越えたと言ってくれましたんで安心してます(笑)」大分見下しておられるようで^^;
アルプスの少女ハイジ
かってガンダムで名を馳せる前、富野氏はコンテの早切りで有名でした。業界でも有名なコンテ職人だったそうです。それこそフリーになったとたん手当たり次第仕事を引き受けたそうで、70年代アニメのかなりのタイトルでコンテ富野喜幸の名を見て取ることが出来ます。
宇宙戦艦ヤマト、侍ジャイアンツ、ど根性ガエル、天才バカボン、いなかっぺ大将、巨人の星…etc
とにかく「さすらいのコンテマン」と異名を取るほどに仕事を受けまくっていたのだとか。かなりの便利屋として重宝されていたのでしょう。
そういった中にあって、もちろん高畑勲氏からのコンテ依頼もあったみたいです。
それは、母を訪ねて三千里、アルプスの少女ハイジ、といった作品で、駿&喜幸の幻コンビが一瞬だけ存在しました。
由悠季氏の宮崎語録
意外と古いお二人の関係ですが、宮崎駿氏が富野由悠季について語った文献は残念ながら見当たりません。一方、富野監督は幾つかの発言をしているようです。
僕なんかの世代からみた時に宮崎作品に共通することなんですけど。我々の世代のエンタテインメントに関する弱点が見えすぎてるって気がしますね。特に映像に対して。どっかで「映画って高尚だ」と思っているんだろうなって。EVAを作る前の庵野秀明との対談より
僕が、いつも使ってる言葉で、オープンエンタテインメント、つまり、みんなで「ワーっ」と見ちゃう、そういうお楽しみ、活動大写真だったはずなんだけど。それが……やっぱり、宮さんとか高畑さんは頭がイイんだよね。技術あるんだよね。感性も、それほど悪くない。……まぁ、ロリコン趣味以外は。
庵野 僕は、それは単純に絵が、ついて来ていないのだろうと思います。yahooの記事より
富野 今、わかるのは明らかに絵の問題なんです。そういう嫌悪感が僕の場合は、尾を引くね。
だから、さっきも言った宮崎さんのフィルムがロリコン趣味の部分が見えてね、って事についてね。「本来、ロリコンなんでしょ、だったらそれ言っちゃいなさいよ」。それを言わないでこうしてるから、いけないんだ。どういうことかっていうと、白いパンツが見える、その瞬間を、この描き手というか、演出家が、ファッションでしか見せていなかったり、知った風なものでしか見せていなかったり。(キャラクターの)肉付きがね、見えるって所まで意識しないで出すんなら、それは止めて欲しい。
それで、パンツの向こうも、もうひとつ脱がしたいんだろうって、それがあるのか、無いのか。やっぱり知った風な、ロリコン漫画風になっているのなら、それこそ教育上良くないから止めて欲しい。アニメなんていくらでも、見せないで済ませられるんだからね。
見せるからには、少女のお股の所に食い込んでいる白いパンツがね、光っているのか光ってないのか。「見えちゃったんだよ」なのか、「見えたから、どうなんだ」という部分なのか?
それはキチンとやって欲しい。例え、セル絵であってもなの。
だから、「その子のパンツを見てしまった」「見えてしまった」「見なくちゃいられなかった」。つまり、どっちかキチッとしてくれないと。そのキャラクターを出した意味が無いというよりも、僕、失礼じゃないかと思うんですよ。うかつにパンツを描いちゃって。失礼じゃないか。
庵野 そうですね。………耳が痛いです。
富野監督は自身の経験を踏まえ、「アニメの世界に入ると、徹底的に才能がある人がいる。あなたたちの隣に座っている人もそうかもしれない」「宮崎駿が隣に座っていたら何もできなくなる」と語った。某対談より
宮崎駿は1人だったらオスカーなんか絶対取れませんよ。個人的に知っているから言えるんですが。彼は鈴木敏夫と組んだからオスカーが取れた。組んだ瞬間僕は「絶対半年後に別れる。こんな違うのにうまくいくわけがない」と思いました。知ってる人はみんなそう思ったんです。その他
それがこういう結果になったということは、あの2人が半分は自分を殺して半分は相手の話を聞いたんです。みなさん方も、お前ら1人ずつじゃろくなもの作れないんだから最低2人、できれば3人か4人。スタジオワークをやる気分になってごらん。そしたらあなたの能力は倍、3倍になるはずだから。オスカー取りに行けるよ、という見本をスタジオジブリがやってくれているんです。
当事者はそういう言い方しないから脇で僕がこう言うしかない。宮崎さんが公衆の面前で「鈴木がいてくれて助かったんだよね」と本人は絶対言いません。どう考えてもあの人、1人では何もできなかったんです。「ルパン三世」レベルでおしまいだったかもしれない。本人に言ってもいいです、知り合いだから。
僕なんかの世代からみた時に宮崎作品に共通することなんですけど。我々の世代のエンタテインメントに関する弱点が見えすぎてるって気がしますね。特に映像に対して。どっかで「映画って高尚だ」と思っているんだろうなって。その他 パート2
僕が、いつも使ってる言葉で、オープンエンタテインメント、つまり、みんなで「ワーっ」と見ちゃう、そういうお楽しみ、活動大写真だったはずなんだけど。それが……やっぱり、宮さんとか高畑さんは頭がイイんだよね。技術あるんだよね。感性も、それほど悪くない。……まぁ、ロリコン趣味以外は。
さっきも言った宮崎さんのフィルムがロリコン趣味の部分が見えてね、って事についてね。「本来、ロリコンなんでしょ、だったらそれ言っちゃいなさいよ」。それを言わないでこうしてるから、いけないんだ。どういうことかっていうと、白いパンツが見える、その瞬間を、この描き手というか、演出家が、ファッションでしか見せていなかったり、知った風なものでしか見せていなかったり。(キャラクターの)肉付きがね、見えるって所まで意識しないで出すんなら、それは止めて欲しい。これら以外でも、至るところで富野監督は駿氏について言及しています。そして、映画「風立ちぬ」については大絶賛もしているのです。
それで、パンツの向こうも、もうひとつ脱がしたいんだろうって、それがあるのか、無いのか。やっぱり知った風な、ロリコン漫画風になっているのなら、それこそ教育上良くないから止めて欲しい。アニメなんていくらでも、見せないで済ませられるんだからね。
見せるからには、少女のお股の所に食い込んでいる白いパンツがね、光っているのか光ってないのか。「見えちゃったんだよ」なのか、「見えたから、どうなんだ」という部分なのか?
それはキチンとやって欲しい。例え、セル絵であってもなの。
だから、「その子のパンツを見てしまった」「見えてしまった」「見なくちゃいられなかった」。つまり、どっちかキチッとしてくれないと。そのキャラクターを出した意味が無いというよりも、僕、失礼じゃないかと思うんですよ。うかつにパンツを描いちゃって。失礼じゃないか。
ジブリの作品が公開される度に、まるで駿氏の評論家であるが如く、インタビューを受けまくる富野監督の姿が、かつてありました。
でも、富野由悠季氏が宮崎駿氏について言いたいことは、この抜粋からもわかるように一つしかありませんね。
読めば誰でも分かります(笑)
そうです。それは…、
宮崎駿はロリコンである!と。
※宮崎勤は「ロリペド」と言う異常犯罪者であって、心理学的には全く違う範疇になります。「良い宮崎、悪い宮崎」と言うギャグが流行りましたけど(汗)
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