運営会社ドワンゴの収益構造を見ると、その中核をなすのがプレミアム会員の会費です。
その会員数が最盛期には250万人ほど居ました。会費だけで結構潤っていたのです。いまその会員数は200万人を大きく割り込んでしまいました。
それでも会員の減少は止まりません。
はたしてこの状況にブレーキが掛かかってくれるのでしょうか?
ニコ生は標準サービスにすべき
10年位前、ニコニコ動画がニコ生を始めた時、LIVE配信サービスでは圧倒的な存在でした。
当時、配信機能を売りにしたサイトは数えるほどしか無く、どれも知名度では今一歩と言う感じだったのです。
ニコ生のサービスは僅か数年で黒字化を達成し、2chとの相乗効果も相まってネットカルチャーの発信源となりました。
ニコ生の配信者は生主とも呼ばれ、youtuberの走りとなります。
彼らの一部はタレント活動にも乗り出し、そのまま芸能人へと転身した人間も少なくありません。きゃりーぱみゅぱみゅや米津玄師もそういった生主の一人でした。
でもその隆盛は長くは続かなかったのです。
ニコ生の成功が起爆剤となったのかどうかは不明ですが、ライブ配信はあっという間に世の中に浸透し、類似サービスが次々と誕生しました。
その時、有効な対策を打てなかったのがニコ動凋落の決定的原因となります。
業界のTOPを独走、とならなかったのです。
何故でしょうか?
まず最初に考えられるのは、他の配信サービスはスマホアプリと言う形で登場したケースが多かった事です。
ニコ生が登場した頃は、まだ世の中の趨勢がガラケーの時代。ですから最初はPC向けの配信サービスでした。
ところが世の中の方が直ぐにスマホへと置き換わってしまいます。
ニコ生も若干遅れてスマホアプリをリリースしたのですが、インターフェースの使い辛さが災いしてユーザーに当初受け入れて貰えませんでした。
そんなモタモタしてる瞬間に後発のツイキャスなどが急激にスマホからのユーザーを伸ばして行ったのです。
次に原因として考えられるのが料金設定の有り方。そしてこれが一番大きいかも知れません。
とにかく後発のサービスに比べ、ニコ生は使い勝手が悪過ぎるのです。
まずニコ生は視聴するのにするのに会員登録してログインする必要があります。そして配信するのにはプレミア会員(有料)になる必要があり、配信時間に制限まであります。
後発サービスその殆どは、どれもありません。
配信も全くの無料で、結構な時間、連続で出来ますし、ログインしなくてもアプリを落とすだけ、あるいはブラウザーだけで視聴可能です。
これだけ使い勝手に差が生じれば、ユーザーが流れてしまうのはしょうがないでしょう。
ニコ生、ニコ動には、この使い勝手の差を埋められるだけのコンテンツを持ち合わせていなかったとも言えます。
ネットの世界では先行者メリットなんぞ糞の役にも立たないのです。
でも残念ながらニコ生は依然としてその差を解消しようとはしていません。
その売上の殆どを有料会員から得ている以上、その原資であるニコ生を無料開放するという訳には行かないのでしょう。
やったと言えば、ログインしなくても一部のLiveが視聴可能になった事ぐらいです。
遅すぎましたけど(笑)
お節介でしょうが、ニコ生オワコン化を阻止する方法を検討してみましょう。
まずは発想の転換です。
ニコ動プレミアム会員サービスの位置付けを大胆に変える事です。
これを定額動画サービスに変えてしまうことです。せっかく角川と合併したのです。そのシナジー効果を最大限に発揮したいのであればそれしかありません。
プレミアム有料会員は角川の映像コンテンツを見放題にするのです。netflixやhuluみたいなサブスクサービスに改変するしかありません。
それと同時に、ニコ生の無料開放を行うのです。ニコ生を他のサービスと同じ水準まで一般化させるのです。
いまや、lineやインスタ、twitterなどの大手SNSまでがlive配信を無料で標準装備してしまいました。メルカリまでも装備しています。
そんな時代にニコ生だけが有料サービスで居続けるのは到底無理な話なのです。
このまま放置すれば、プレミア会員は確実に減り続け、大きなリストラを余儀なくされる事でしょう。
mixiのように一発ゲームを当ててしまえば、あるいは復活も可能かも知れませんが、ゲームは水物です。宝くじみたいな物です。確実性はありません。
実際にテクテクテク…というゲームに相当入れ込んだようですが、不発に終わりました。
もし、ニコ動に莫大な借金があって、銀行からの借り入れが多かったとしたら、すでにリストラを始まっていたでしょうし、経営計画の改善は待ったなしだったと思います。
有料のニコ生を虎の子と信じ、何時までも握り込んでいるのであれば、そんな保守的な姿勢こそが自分の首を最大に締める結果となるでしょう。
カルチャーの発信源であり、あれだけリベラルで先進的な会社だったドワンゴに、今やその見る陰はありません。
大胆な発想の転換こそが、唯一復活の道ではないでしょうか?
動画見放題と無料開放を同時にやるか、あるいは動画見放題を先行して、配信の無料開放を後からやるか、です。
そうするのが、一番、既存の会員からの反発を買わずに済む方法だと思われます。
無料開放を先行させてしまうと、既存の有料会員を一番怒らせてしまうのが火を見るより明らかです。
という訳で、ニコ生の無料開放。それには、順番や時期、告知の方法、と極めて慎重なハンドリングが求められます。
とは言え、少なくともそうすれば、ニコ動はオワコン化しないのです。
それが唯一残された先行者メリットと言っても良いでしょう。
定額動画見放題として再生すれば、ネット利用者からの支持は確実に見込めます。ニコ動のブランド効果を考えれば、それで随分と状況は変わると思われるのです。
ニコ動と角川が合併した時、その合併効果に色々と疑問が呈されました。そして実際、合併のシナジー効果は殆ど見て取れません。
でも、ここでHULUみたいな方針を取れば、初めて目に見える合併効果が具現化出来ると言うものです。
ここを読んでいる皆さんも、そう感じませんか?
ドワンゴと角川、この2社間には目に見えない様々な大人の事情があって、おいそれとは改革も出来ないのでしょうが、このままでいいとも思えません。
全く余計なお世話なのでしょうが、多分、僕の言ってる事は正解です。
まぁ、外部の人間だから好き勝手に言えるんですけどね^^;
ニコ生の配信者は生主とも呼ばれ、youtuberの走りとなります。
彼らの一部はタレント活動にも乗り出し、そのまま芸能人へと転身した人間も少なくありません。きゃりーぱみゅぱみゅや米津玄師もそういった生主の一人でした。
でもその隆盛は長くは続かなかったのです。
ニコ生の成功が起爆剤となったのかどうかは不明ですが、ライブ配信はあっという間に世の中に浸透し、類似サービスが次々と誕生しました。
その時、有効な対策を打てなかったのがニコ動凋落の決定的原因となります。
すぐにオワコンと呼ばれた…
ツイキャスやふわっち、17Live…、ライブ配信アプリが次々と誕生した時、ニコ生はあっという間にオワコンと呼ばれました。業界のTOPを独走、とならなかったのです。
何故でしょうか?
まず最初に考えられるのは、他の配信サービスはスマホアプリと言う形で登場したケースが多かった事です。
ニコ生が登場した頃は、まだ世の中の趨勢がガラケーの時代。ですから最初はPC向けの配信サービスでした。
ところが世の中の方が直ぐにスマホへと置き換わってしまいます。
ニコ生も若干遅れてスマホアプリをリリースしたのですが、インターフェースの使い辛さが災いしてユーザーに当初受け入れて貰えませんでした。
そんなモタモタしてる瞬間に後発のツイキャスなどが急激にスマホからのユーザーを伸ばして行ったのです。
次に原因として考えられるのが料金設定の有り方。そしてこれが一番大きいかも知れません。
とにかく後発のサービスに比べ、ニコ生は使い勝手が悪過ぎるのです。
まずニコ生は視聴するのにするのに会員登録してログインする必要があります。そして配信するのにはプレミア会員(有料)になる必要があり、配信時間に制限まであります。
後発サービスその殆どは、どれもありません。
配信も全くの無料で、結構な時間、連続で出来ますし、ログインしなくてもアプリを落とすだけ、あるいはブラウザーだけで視聴可能です。
これだけ使い勝手に差が生じれば、ユーザーが流れてしまうのはしょうがないでしょう。
ニコ生、ニコ動には、この使い勝手の差を埋められるだけのコンテンツを持ち合わせていなかったとも言えます。
ネットの世界では先行者メリットなんぞ糞の役にも立たないのです。
でも残念ながらニコ生は依然としてその差を解消しようとはしていません。
その売上の殆どを有料会員から得ている以上、その原資であるニコ生を無料開放するという訳には行かないのでしょう。
やったと言えば、ログインしなくても一部のLiveが視聴可能になった事ぐらいです。
遅すぎましたけど(笑)
それでも無料開放しかない。
決定的な差を埋められないのは、その差を埋めるだけのコンテンツがないと言いましたが、逆に言うとそのコンテンツがあれば埋められる可能性がある訳です。お節介でしょうが、ニコ生オワコン化を阻止する方法を検討してみましょう。
まずは発想の転換です。
ニコ動プレミアム会員サービスの位置付けを大胆に変える事です。
これを定額動画サービスに変えてしまうことです。せっかく角川と合併したのです。そのシナジー効果を最大限に発揮したいのであればそれしかありません。
プレミアム有料会員は角川の映像コンテンツを見放題にするのです。netflixやhuluみたいなサブスクサービスに改変するしかありません。
それと同時に、ニコ生の無料開放を行うのです。ニコ生を他のサービスと同じ水準まで一般化させるのです。
いまや、lineやインスタ、twitterなどの大手SNSまでがlive配信を無料で標準装備してしまいました。メルカリまでも装備しています。
そんな時代にニコ生だけが有料サービスで居続けるのは到底無理な話なのです。
このまま放置すれば、プレミア会員は確実に減り続け、大きなリストラを余儀なくされる事でしょう。
mixiのように一発ゲームを当ててしまえば、あるいは復活も可能かも知れませんが、ゲームは水物です。宝くじみたいな物です。確実性はありません。
実際にテクテクテク…というゲームに相当入れ込んだようですが、不発に終わりました。
もし、ニコ動に莫大な借金があって、銀行からの借り入れが多かったとしたら、すでにリストラを始まっていたでしょうし、経営計画の改善は待ったなしだったと思います。
有料のニコ生を虎の子と信じ、何時までも握り込んでいるのであれば、そんな保守的な姿勢こそが自分の首を最大に締める結果となるでしょう。
カルチャーの発信源であり、あれだけリベラルで先進的な会社だったドワンゴに、今やその見る陰はありません。
大胆な発想の転換こそが、唯一復活の道ではないでしょうか?
それでも慎重さは必要!
突き詰めるところ、ニコ生の再生には無料開放しかない、と言いましたが、それを実行するにも順番はあると思います。動画見放題と無料開放を同時にやるか、あるいは動画見放題を先行して、配信の無料開放を後からやるか、です。
そうするのが、一番、既存の会員からの反発を買わずに済む方法だと思われます。
無料開放を先行させてしまうと、既存の有料会員を一番怒らせてしまうのが火を見るより明らかです。
という訳で、ニコ生の無料開放。それには、順番や時期、告知の方法、と極めて慎重なハンドリングが求められます。
とは言え、少なくともそうすれば、ニコ動はオワコン化しないのです。
先行者メリットも活かせる!?
ニコ動にはまだまだ一定のブランド力があります。ネット文化のパイオニア的存在である事は間違いありません。それが唯一残された先行者メリットと言っても良いでしょう。
定額動画見放題として再生すれば、ネット利用者からの支持は確実に見込めます。ニコ動のブランド効果を考えれば、それで随分と状況は変わると思われるのです。
ニコ動と角川が合併した時、その合併効果に色々と疑問が呈されました。そして実際、合併のシナジー効果は殆ど見て取れません。
でも、ここでHULUみたいな方針を取れば、初めて目に見える合併効果が具現化出来ると言うものです。
ここを読んでいる皆さんも、そう感じませんか?
ドワンゴと角川、この2社間には目に見えない様々な大人の事情があって、おいそれとは改革も出来ないのでしょうが、このままでいいとも思えません。
全く余計なお世話なのでしょうが、多分、僕の言ってる事は正解です。
まぁ、外部の人間だから好き勝手に言えるんですけどね^^;
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