バンクシー流が成立しないニッポン国。

バンクシーの作品がサザビーズで落札されたニュースが世界を駆け巡っています。


売買成立の瞬間に額縁に内蔵されていたシュレッダーが動き出して1億以上で落札された絵が裁断されるパフォーマンスは世界的な話題となり、民放TVでは何処の局も取り上げる有様です。

これはアメリカだから通用したんでしょうね。

シャレと言うかパフォーマンスと言う事で受け止められ大きなトラブルにはなりませんでした。寧ろトラブルどころか逆に、話題性が呼び水となって裁断された絵の価値が跳ね上がったそうです。


結局、落札者はそのまま買い取る事で合意し、なんか歴史に残るオークションになっちゃいました(笑)

バンクシ(wikiより)

この匿名の芸術家、バンクシーなる人物。主に路上が活躍の場で、メッセージ性が高い作品が特徴との事。

彼の作家性はリベラルな物が多く、反戦的であり反体制的でもあります。

ちょっとwiki先生に聞いてみると、
イギリスのロンドンを中心に活動する覆面芸術家。社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートを世界各地にゲリラ的に描くという手法を取る。バンクシー本人は自分のプロフィールを隠そうとしており、本名をはじめとして不明な点が多い。
と紹介してありました。

でも、彼の活動方法は絶対に日本では成立せぇへんな~。って感じです。


そもそもベースが落書きですから、その時点で捕まっている可能性が高いんですが、それ以外の有名な活動でも日本だったらアカン事ばかりです(笑)
2005年3月、自分の作品をMoMA、メトロポリタン美術館、ブルックリン美術館、アメリカ自然史博物館に勝手に展示。テート・ブリテンにも自分の作品を勝手に展示。いずれも人のあまり入らない部屋の片隅であり、他の作品同様に作品解説のキャプションまで用意する手の込みようだった。
2005年5月、大英博物館に『街外れに狩りにいく古代人』という題名の遺跡のかけら(壁画の一部)を勝手に展示。遺跡にはショッピングカートを押す古代人と、カートに槍が刺さった獣が入っている絵が描かれていた。バンクシーは市内のギャラリーで開催されていた個展のためにこの作品を大英博物館から一旦引き取り、作品横のキャプションに「大英博物館より貸与」の一文をつけた。後に、博物館はバンクシーの作品を正式なコレクションに追加した。
ちょっとまたwiki先生に聞いて見るとこんな感じでした。

これ日本でやったら全部タイーホされます。お昼のニュースで変わり者のオヤジが捕まって実名報道されておしまい✋って感じですね。

話題にもならないでしょう。単なる前科者になるだけです。

上野の国立美術館はそんな寛大な感じはしません(笑)

日本って何か文化や芸術に対して寛大さに掛けますね。ろくでなし子の裁判なんかいい例です。官憲はホントに狭量で能無しばかりです。日本の恥ですね。


でも、これは恐らく明治以降の国民性で、江戸時代には”粋”と言う気風があった筈です。北斎や写楽は、はたして歌川国芳などはバンクシー的であったのではないでしょうか?

日本だったら。。。

もし日本のサザービーズで同じパフォーマンスが行われていたらどうでしょうか?

すぐに警察に連絡が行って、バンクシーは詐欺罪で捕まっていたかもしれません。まぁ、少なくとも訴訟沙汰になっていたでしょうね。

呑気にパフォーマンスとは受け取ってくれなかったでしょう。

だって、いまの日本ってそんな国ですから!w
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