TVが詰まんなくなった訳。。。

東京スカイツリーがTVを詰まらなくした元凶だったと知ってますか?

スカイツリーと総務省

その昔、東京タワーに代わってスカイツリーをTV塔にしようと言う話が出た時に、その建設費をどうしようか?と言う話になりました。

あれだけの設備ですから、千億円単位のお金が必要です。


でも総務省キモ入りの政策である地上波のデジタル化ですから、許認可権限を握られている側のTV局としては何とか捻出しなければなりません。

しかしながら、幾ら優良企業群である民放各局であっても数千億ものお金となると算段できません。

と言う訳で、民放各局は大英断を下します。それは株式の上場です。

意外かもしれませんが、日本のTV局はかっては非上場だったのです。しかもかなり意図的に上場を避けていました。

これは日本独自の文化なのかもしれませんが、民放のTV局は全て新聞社の配下にある会社です。ご存知の方も多いかもしれません。

TV局の親会社である大手新聞社は、上場を敢えて避けています。未だに上場している大手の新聞社はありませんよね。


これは色々と理由は考えられますが、資金力がある事と政治的な干渉を受けたくないからなのしょう。買収の危険を回避したいと言うのもあると思います。

ですから、子会社であるTV局も、結構長い間、非上場のままでした。

でも、スカイツリーの建設費と地上波のデジタル化の為にやむなく上場へと舵を切ったのです。総務省からの圧力は相当程度あった事でしょう。

株式上場後…

何処の会社でも同じですが、株式を上場すれば莫大な資金を得る事が出来ますが、それと引き換えに、様々な制約を受け、監査もされるようになります。


その中でも一番やっかいなのが、コンプライアンスと言う概念。

日本語では法令順守などと訳される事が多いのですが、コンプライアンスを理由にすれば色々難癖を付けられるような雰囲気もあります。金科玉条錦の御旗です。

そしてTV局のコンプライアンスが特に厳しくなたのは上場してからだと言われてます。

TV局自体は公共の電波を使用しているという考え方なので、元々コンプライアンスと言う事には煩い業界ではあったのですが、今と比べると昔は随分と大らかではありました。

その状況が一番分かるのはやっぱりコンテンツです。言わばTV番組。

youtubeに落ちている昭和のTV番組を見た事ありますか?

今では考えられないような過激な内容の物が結構落ちておると思います。見た事ある人も多いでしょう。

中にはyoutubeでも削除されるような過激な内容の物もあります。でもそういうのはFC2に落ちてますから、どうぞご覧になって下さい(笑)


そういうのを見れば、昔のTV番組の方が過激で面白い物が多かったという事が分かります。

現在のTV番組では上場で更に厳しくなったコンプライアンスの壁が立ちはだかりますから昔のようには行きません。その上かってほどの予算もありません。雁字搦めと言って良いでしょう。

そもそも面白いコンテンツを送り出せる状況にない訳です。

負のスパイラル

スカイツリーが元凶となってTV番組が詰まらなくなった訳がお判りになりましたでしょうか?

そこには完全に負のスパイラルが存在します。


スカイツリーの建設費の捻出 → 株式上場 → 監査の強化 → コンプライアンスの厳格化 → 予算管理の徹底・・・

まぁ、こんな流れでしょうか?

TV番組が面白くなる筈がありませんよね!

それにネットの普及が拍車えお掛けて、若者世代は益々TVを見なくなるでしょう。

少子高齢化とTV局の衰退は負のスパイラルによって更に加速されたと思います。

思うに、このコンプライアンスという結構あいまいな概念。この過剰運用が日本文化の首を絞めているような感じもしますし、引いては人権をも侵害している思える今日この頃なのです。。。
調整中

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